002_Cubaseで音を出そう(1)_Cubaseで始めるDTM
Cubaseで音を出すのは意外と難しい?
Cubaseで音を出そうということですが、そもそもCubaseって音楽を作るソフトなのに音を出すことが難しいの?!という、意外な壁があります。
今回はそんな初心者の方が初めにつまずくであろう壁、
「音が出ない!」
について全3回で解説していきたいと思います。
音を出すまでのCUBASE初期設定3項目
まず上の写真はなんの設定もせず立ち上げたプロジェクトです。
このままでは音を出す・録音するといったことができません。
そもそもCubaseで音を出すには
1.オーディオドライバーの設定
2.オーディオ出力先のパスの設定
3.左右のスピーカーの出力設定
が必要になってきます。
それでは順番に見ていきましょう。
オーディオドライバーの設定
まずドライバーとは何なのか?
何かわかりますかこれ?
左はゴルフの1打目に使用して飛距離を出すためのドライバーで、
右がシャフト調整用の・・・・・
この二つが大きく関わってきま・・・・せん。
今話してるドライバーとはパソコン君が使用する翻訳言語のようなものです。
普段の生活でも、プリンターとかの機器をパソコンとつなげて使用する際には、
付属のCDとかで何かをインストールしたことがありますよね。
このインストールしているドライバーが、翻訳家さんです
これはプリンターちゃんと、パソコン君の普段使用している言語が違うため
何か翻訳してくれるものがないと意思の疎通ができないからです
(パソコン君が気持ちを伝えようとしても、言語が違うのでプリンターちゃんは理解できません)
ここで登場するのが、翻訳家のドライバーさんです。
このドライバーさんはパソコン君の言語と、プリンターちゃんの言語両方を
理解できるので、意思の疎通ができるようになります。
これで何となくドライバーというものが何なのかお分かり
いただけたとは思います。
さて、話がCubaseに戻りますが、実はパソコンの音を出すということは
上記と同じような仕組みが起きています。
実は普段何気なくパソコンで音楽を聴いたりしますが、パソコンにはあらかじめ
凡庸オーディオドライバーが内蔵されています。
しかしこれは「どんなパソコンでもとりあえず音が出せる」ように作られたもので、
DTMのような、音を自在に編集することを前提にしていません。
能力が低めになっています。
ですので、翻訳するのに少しですが時間がかかってしまいます。
そこで、DTMでは通常の凡庸オーディオドライバーではなく、
専用のASIOと呼ばれるものなどを利用します。
このASIOとは、オーディオドライバー(翻訳家)なのですが、とても仕事が早いことで有名です。
DTMのような何度も編集したり、リアルタイムで録音・確認をするソフトには
もってこいの優秀なお方です。
そしてここからが本題なのですが、まずCubaseではこの
「翻訳家を誰にするか?」
選ぶところから始めます。
それが
プロジェクト画面上部の、スタジオタブに隠されている
スタジオ設定です。
こちらを開くと
左列内に「VSTオーディオシステム」という項目がありますので、
そちらを選びましょう。
すると右側上部に、ドライバーを選べる欄がありますので
そちらで使用したいドライバーを選択し、設定します。
※このドライバーですが、オーディオインターフェースを使用している人は
ASIOのドライバーが選べると思います。
ぜひASIOが利用できるときは、そちらを利用してください
以上がオーディオドライバーの設定になります。