005_初めての録音してみよう(1)_Cubaseで始めるDTM
今回はいよいよDTMの醍醐味、
「録音をしよう」となっています。
こちらは全2回で解説を行っていきたいと思います。
自分でトラブル対処出来るよう録音の仕組みを覚えておこう
仕組みを知らなくても録音は出来るのですが、後々トラブルが起きた際に、自分一人で対処できるよう、仕組みを簡単に覚えておきましょう。
本当にCubaseを初めて触った方などは、
録音の仕組みや方法がわからなかったりしませんか?
今回は本当にわかりやすく録音までの流れを説明していきます。
録音する際の配線図
まずは下の図をご覧ください。
Cubaseで録音・再生するのに必要なルーティング(ルーティング=物理的・電気的配線や経路)を施していない状態の図です。
ここからどのように配線すればいいでしょうか?
少し考えてみましょう。
感の鋭い初心者の方は何となく察しがついていますかね?
実際に配線した図が下記です。
実際にルーティングを行うとこのような形になります。
何となく想像通りでしたか?
物理的な配線とソフト上の配線
さて、ここで配線の色が黒と赤に分かれているのに気が付いたと思います。
これは・・・
- 物理的な配線(スピーカーケーブルやギターシールド等)
- ソフト上の配線(オーディオのルーティング設定)
を表しています。
つまり、今回ご説明したいのは赤色の「ソフト上の配線」になります。
親切設計だからこそ覚えられない初心者の方々
Cubaseはかなり親切なソフトなので、トラックを立ち上げた際に
ほぼ自動的にルーティングが設定されたりすのですが、
トラック上の何を設定してるから、音がきちんと出てるかわからなかったりします。
(だからこそ後々初歩的なことでトラブったりします)
実際にソフト上の配線を行ってみよう
それではまず一番最初の設定としてやることが
「オーディオコネクションの入力設定です」
まずは上タブ内の、スタジオ>オーディオコネクションを選択します。
すると
オーディオコネクションの入力設定画面に切り替わります。
ここの設定は
最初に説明したルーティングの中で、上図の青四角内の設定画面です。
入力パスの設定
さぁ、実際に入力パスの設定を行っていきましょう
まず、上タブ内の「入力」タブを開いて、パスを追加をクリックしてください。
そしたら
構成の中からとりあえずMono構成を選んで、数は2で作成してみましょう。(モノラルのことです)
(ここで作成したモノラルパスの数だけ
入力先の設定できるようになるということです。)
ここでモノラル構成を2つにしたのは、オーディオインターフェイスのほとんどは
最低2つくらいは入力端子が備わっているからです。
(例えば、入力1はギター、入力2はマイクをつなげておくとかが一般的だと思います)
これでようやくCubase上で、オーディオインターフェイスから入力された音を、
Cubase上のどの入力端子につなげるか設定できるようになりました。
次回は引き続き、内部のルーティングについて設定を進めていきます!
内部のルーティングは目に見えないので、少し理解しにくいかもしれませんが
上の図を常にイメージしてもらえば大丈夫ですよ!