007_録音・モニタリング_Cubaseで始めるDTM
今回は録音時の機能「モニタリング」ついて解説していきます。
Cubaseで録音するときですが、皆さん出音の確認はどのようにして行っていますか?
初心者の方はもしかしたら、
録音した後に再生して確認をしている方もいらっしゃるのでは?
そんな方は今すぐ一歩先に出て、効率の良い作業環境を確立しましょう。
今からお伝えすることは、門外不出・・・では全然なく、
Cubaseの基本機能なのでぜひ本日覚えて帰ってください。
モニタリングとは?
録音する前にどんな音で録音されるかわかるモードです。
これは自身が出した音(マイク・ギター等)の音を、
「Input→オーディオインターフェイス→Cubaseのエフェクト→OutPut」
の流れで出力するモードです。
モニタリングの有効化
ちなみに、ここにそのボタンがあります。
上記図の、赤四角内のメガホンみたいなボタンです。
ちなみに、このボタンを有効にしないとリアルタイムでは音の確認が取れません。
これはどういうことかというと
通常モニタリングモードを通さないと入力された音は(録音状態以外の時の図です)
このようにオーディオインターフェイスから出力された音は、Cubase上の入力パスに入った時点で終わってしまっています。
これだとスピーカーから音が出力されることがないので、その場その場で自分が出した音の確認をとることができません。
Cubaseは録音された音を出すことを目的としてる
Cubaseで音を出す仕組みは基本的に、録音された音を出力することをデフォルトとしています。
(録音された音=波形になって保存された音)
弾きながら音を確認することはCubaseにとって、少し手間のかかることなのです。
恐らく開発当初、「ギター等含めて音作りはそちらでやっといてね」というのが普通だったのではないでしょうか?
つまりどういうことかというと、
このような波形になって、初めてそのあとの出力工程に進めるのです。
しかしそれでは不便!録音するまで音が分からないって不安ですよね。
録音前に自分の音を確認しよう
そこで使用するのが「モニタリングモード」です。
このモードをオンにすると
音の出力経路が・・・・
こんな感じに切り替わります。
(自分の出した音がトラックのエフェクトを通り、ステレオアウトに出力されます。
すると、その場その場で自分の出した音が
どのような音色で録音されるかわかるのです。
ただしここで注意があります!
モニタリングしてたら録音した音が聞こえなくなった!
ここの仕組みがいつまでたってもいやらしいなと私は感じています。
モニタリングモードでは、
図のように、「オーディオトラック」からその先の出力経路が途切れています。
どういうことかというと、
「モニタリングモードをONにしていると、そのトラックの録音した音は再生してもスピーカーから聞こえてこない」ということです。
気づかないでモニタリングモードがONになっていると、いきなりギターの音が消えてて焦ったりします。
そういう時はこの原因が多かったりするので、そんなことが起きた場合はぜひ思い出してみてください!
ちなみにモニタリングモードは作業中、頻繁にONとOFFを切り替えるので
ぜひキーボードのショートカットで操作しましょう!
(私は押しやすいキーの「D」に設定しています)