019_コードトラックの使い方と活用(2)_Cubaseで始めるDTM
それでは引き続きコードトラックについて解説を行っていきたいと思います。
今回はコードトラックの上手な活用方法について解説していきます。
全2回でお送りますので、前回の記事はこちらです↓
018_コードトラックの使い方_Cubaseで始めるDTM - 出来ないことないCUBASE (dtm-inlife.com)
いつでもコードトラックを表示させておこう
コードトラックは隠れてしまう問題
コードトラックの追加に関してまずは
「最上段に表示する」
設定を行っておきましょう。
この設定を行っていないと、画面を下にスクロールした際にコードが隠れて見えなくなってしまいます。
最上段に表示していても下にスクロールしていくと・・・
このように隠れて見えなくなってしまいます。
これではギターを弾いて録音する際など、コードが見えないのでミスの原因になります。
またMIDIの打ち込みの際にもミストーンの原因になりかねません。
いつでも最上段に表示する固定方法
メイン画面の右上にひっそり潜んでいる、斜線のマーク。
ご存じでしたでしょうか?
実はここをクリックすると、メイン画面が二つに分割されるのです。
はい!ワンクリックで分割できました。
これでメイン画面の上と下側、それぞれ独立してスクロールできるようになってます。
どういうことかというと
こういう感じになっています。
先ほどまでは、メイン画面をスクロールすると、コードトラックが隠れてしまいましたね。
これならコードトラックが隠れることなく常に表示されています。
コードトラックから音がでない!
この問題、最初は原理がわからず結構目にする問題です。
まずコードトラックが音を出す仕組みですが、これはインストゥルメントトラックとMIDIトラックの関係に似ています。
インストゥルメントトラックとMIDIの関係はこちらの記事を参考にしてください。
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011_MIDIトラックとインストゥルメントトラック(1)_Cubaseで始めるDTM
続きを見る
コードトラックはただのMIDIデータ
コードトラックとはあくまでMIDIデータしか持っていない(ただの演奏者)ので、実際に音を出すソフト(楽器)が必要です。
そして、コードトラックもそこまでおバカじゃないので、通常は
こちらの様に設定が、「モニターしているトラックを使用」となっています。
これは現在選択中のトラックか、モニターボタンを有効にしているトラックを使用するということです。
(モニターボタンについては下記をどうぞ)
-
007_録音・モニタリング_Cubaseで始めるDTM
続きを見る
どういうことかというと、
上記図のような感じです。
音が出ない、または余計な音が出ると悩んでいた方はコードトラックの送り先を
- ソフト音源につながっていないトラック
になっていると思われます。
どうでしょうか?無事コードトラックの設定は完了しましたか?
このほかにもコードトラックは様々な便利な機能があるのですが、それはまた今度にでも説明します。
まずは基本的な使い方を理解して、わかりやすいプロジェクトを作成しましょう!