021_楽器できない人におすすめの作曲法_Cubaseで始めるDTM
今は個人製作楽曲時代黄金期
昨今プロでなくとも作曲して世の中に公開することのできる時代になってきています。
例えばニコニコ動画などで楽曲を配信してから、人気に火が付きメジャーデビューを果たした方も数知れず。
例えば
- 米津玄師さん
- YOASOBIさん
- 伊藤歌詞太郎さん(歌い手さん)
他にも多くの方が成功しています。
ここまでの大成功をおさめなくとも、楽器が一切弾けず素晴らしい曲を世に送り出している方も大勢いらっしゃります。
今日はそんな形に倣って、楽器が一切弾けなくとも素晴らしい楽曲を作る方法をお伝えしようと思います。
楽器が弾けない人は感覚で作曲するか、理論で作曲するかの選択肢
まず初めに、楽器が弾けない人が作曲を行うには2つの方法しか実際にはないと思います。
- 感覚で作曲する方法(サンプラーなどを用いてかっこいいと思う組み合わせで作曲する)
- 音楽理論をもとにパズルのように組み立てながら作曲する。
です。
それではそれぞれを少し詳しく解説していきます。
楽器未経験の人にお勧めの作曲
感覚で作曲する方法(サンプラーなどを用いてかっこいいと思う組み合わせで作曲する)
CubaseにはMediaBayと呼ばれるものがるのですが、そこにいろいろなパターンの音楽素材が収納されています。
画面右上の写真位置を選択すると現れる隠し機能です(笑)
この右側に出せるエリアですね。
ここに楽曲に使える素材が最初からストックされています。
例えば
「ループサンプル」→「DrumLoops」を選択すると、様々なドラムの楽曲素材が入っています。
[DrumSample_1]
[DrumSample_2]
またその他にも
こちらのキットには
[AgSample_2]
[EgSample_2]
このような音の素材が入っています。
かなりの種類がありますので、感覚的に好みのものをチョイスしていくだけでも結構曲になります。
音楽理論をもとにパズルのように組み立てながら作曲する。
こちらの方法は、感覚ではなくいわゆる定石と言われるものに基づいて作曲を進めるパターンです。
定石とは何かというと、これこそが音楽理論と呼ばれるものだったりドラム・ベースの王道パターンというものですね。
音楽理論_ダイアトニックコード(7つの基本コード)
これは深く説明すると話が長くなるのですが、いわゆるコード(和音)の考え方です。
和音の基本は音を3個重ねるのですが、この重ね方には規則性があります。
(ド・ミ・ソ):Cメジャーコード
(ファ・ラ・ド):Fメジャーコード
といったものです。
そして楽曲を作成する際は、基本的には7つのコードしかいりません。
この7つのコードをダイアトニックコードといいます。
作曲中はこのダイアトニックコード(7つの基本コード)を組み合わせれば絶対に曲になり、最後まで作れます。
Cubaseに備わるコード支援機能_コードパット
その機能とは
「コードパット」
機能です。
画面右端のここを押すと下側に画面がでるのですが、そこに初めから用意されています。
このコードパットを開くと
このようなピアノの鍵盤を模したような画面が出ると思います。
これがコードパット画面です。
ここに先ほど説明した
「ダイアトニックコード」
を自動で割り当てることができます。
基本になる7つのコード(ダイアトニックコード)を登録しよう
やり方は簡単です。
コードパットの中にあるこのキューブ状のボックスを選択すると
このようにメニュー画面が出てきます。
その中の
「コードパットのプリセットを読み込み」
を選択します。
すると
このようにプリセット画面が出てきます。
先ほどのダイアトニック以外でも曲は出来るので、このプリセットには様々なジャンルのコードパターン登録されています。
今回は基本なので、ダイアトニックコードが登録されるようにプリセットを選んでみましょう。
ある程度プリセットを探してみると
このように
「Major Scale Key〇」
というプリセットが出てきます。
これが一番基本となるダイアトニックコードです。
ちなみに「Major Scale KeyC」といった場合は「ハ長調」と呼ばれるものになります。
実際にこれを読み込むと
このようなコードが読み込まれました。
コードパットで音を出してみよう
それでは実際に読み込んだコードパットで音を出してみましょう。
まずここで注意です。
こちのコードパットに登録されているのは、MIDIデータしかありません。
ですので音を出す際はどのソフトで音を出すのか指定する必要があります。
デフォルトでは選択しているトラックにMIDIデータが送られますので、とりあえずピアノトラックでも作成して選択しておきましょう。
下記記事でMIDIデータとピアノトラックの作成方法解説してます!
-
011_MIDIトラックとインストゥルメントトラック(1)_Cubaseで始めるDTM
続きを見る
そうして左から順番に音を出してみました。
画面をクリックしているだけなのに、コードをきちんと演奏出来ていますね。
このようにして、各コードをパズルのように組み立てて作曲をしていきます。
結論:Cubaseなら楽器が弾けなくても作曲できる
ということになります。
更に構成が難しい曲は一筋縄ではいきませんが、最初のとっかかりとしてはとても敷居の低い作曲方法です。
初心者のあなた!
まずはこの方法で簡単でもいいので曲を作ってみてください!