041_【無料で使える!】Cubaseに付属するおすすめ純正エフェクトプラグイン_Cubaseで始めるDTM





ジャンル別おすすめプラグイン
それではジャンル別にお勧めするプラグインをご紹介していきます。
種類 | 名称 |
【EQ】 | ・StudioEQ |
【コンプ】 |
・Tube compressor (真空管コンプ) ・Vintage Compressor mkⅡ(FETコンプ) |
【サチュレーション】 | ・Magneto mkⅡ(テープマシンサチュレーター) |
【ギターエフェクト】 | ・VST amp rack |
【リバーブ】 | ・RE Verance(IRリバーブ) |
【モジュレーション】 | ・AutoPan |
【マスタリング】 | ・UV22HR |
【EQ】
StudioEQ
EQに関してはこちらをお勧めします。
アナライザーも付いており(SPECTRUMボタンを押して有効化)、複雑な機能がついていないので使いやすいです。
またオートゲイン機能が付いているので、ミックス中でも音量バランスを崩すことなく、EQの調整が可能となっています。
【公式説明】
私はStudioEQとNeutron3を使い分けています。
Netoron3については下記リンクにてご確認ください。
【コンプ】
Tube compressor(真空管コンプ)
真空管コンプレッサーをモデリングした、アナログコンプです。
通すだけで若干倍音が付加されるの、音圧が少し上がります。
中央のドライブを持ち上げると、サチュレーション効果が調整できますので、使用用途は
「滑らかにコンプをかけながら、高音に倍音を付加させて音の抜けをよくする」
みたいな感じでしょうか。
【公式説明】
Tube Compressor (steinberg.help)
Vintage Compressor mkⅡ(FETコンプ)
これは有名な1176を意識したコンプでしょう。
私のCubaseはVerが10なので、上記ような見た目ですが、それ以前は下記のような見た目でした。
Waves1176のコンプと比較すると、似ていますね。
WAVES:CLA-76
Cubase:VintageCompressor
こちらはFETコンプということもあり、最速なアタックを実現できます。
またFETコンプはかなり強いかかり方をするので、音質はゆがむ方向になります。
設定をミスると一気に音がおかしくなりますが、
「この音をこうしたいからこの設定で使うんだ!」
という、方向性がしっかりしていれば、よく言うこと聞いてくれるコンプです。
使い方としては、音圧を上げるために強制的に波形を調整したりするのに使っています。
FETコンプは基本的にスレッショルドの設定が無く、あるのはRatioだけです。
圧縮具合は、inputの音量に従って強制的に決まってしまいます。
(ある意味inputがスレッショルドと思っていただいていいかと思います)
【公式説明】
Vintage Compressor (steinberg.help)
コンプについてはこちらの記事でも詳しく解説しております。
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014_コンプの使い方(1)_Cubaseで始めるDTM
続きを見る
【サチュレーション】
Magneto mkⅡ(テープマシンサチュレーター)
こちらはアナログテープマシンをエミュレートしたサチュレーターになります。
サチュレーターとは、ごく薄い歪みを加える目的で使われます。
この歪みは元の音の波形から作成されるのですが、この際に倍音が付加されます。
アナログ機器というのは、電気信号のみでのやり取りではないので、昔の録音機器などでは録音・再生するだけで歪みが載ってしまいます。
しかしその歪みがちょうどよく倍音を付加させて、なんとも気持ちのいい暖かい音となるのです。
【公式説明】
サチュレーションの効果は結構大きいので、より高品質なものを求める方はSLATE DIGITALが発売されている「VTM」をお勧めします。
下記動画の7:30あたりを見てみると、バイパス状態と比較しているので、効果がよくわかります。
え?魔法?
見たいな感じで変わっています。
【ギターエフェクト】
VST amp rack
こちらはそれなりに使えるギターエフェクトだと思います。
エフェクターの類は一通りそろっていますし、アンプ・キャビネットの種類もカスタマイズすることが可能です。
正式に公表はしていないようですが、有名どころのアンプ・キャビネットをエミュレートしているようです。
【アンプ】
【キャビネット】
上部の「Plexi」というやつはまず間違いなくマーシャルアンプのモジュレーションでしょう。
その他にもVOXやFenderを意識しているようなものが見受けられます。

音質的にはものすごく良いというわけではないですが、音を作りこめば普通に使えるレベルだと思います。
【公式説明】
【リバーブ】
RE Verance(IRリバーブ)
Cubaseに付属されているIRリバーブです。
IRリバーブとは、実際の会場(ホールやスタジオ)で響きの特性を収録し、その響きの特性をそのままエフェクトに適用することで、実際にその会場で音が鳴っているようにする聞こえるリバーブです。
リアル感はすごいのですが、リアルすぎるため低音の処理をきちんとしないと、ものすごくぼやけます。
バラード系にはよく合うリバーブではないでしょうか。
ちなみにこいつのいいところは
- LOW・MIDLE・HIの簡易EQが付いている
(ここでリバーブ音のEQ調整が出来ます。LOWは必ず処理しましょう) - プリセットが豊富
(ここから自分の用途に近いものを見つけ出して、調整するのが賢い使い方です) - 自分で作成したデータを簡単にプリセット保存できる
※IRリバーブはメモリを食います。性能が低いパソコンでは処理が重くなるかもしれせん。
【公式説明】
2021/7月
プラグイン総合販売サイト「プラグインブティック」で高品質リバーブが無料となっております。
※なんでもいいので他のソフトを買えばただでもらえます。
【モジュレーション】
AutoPan
特別このプラグインにすごいところがあるわけではないのですが、オートパンニングをするなら十分なプラグインです。
オートパンニングとは、自動で音を左右にふる機能です。
こちらを聞いてみると分かりやすいです。
一定の間隔で音が右左にずれていると思います
(イヤホンかヘッドホンで聞くと分かりやすいです)
必要最低限の機能しかありませんが、かえってわかりやすくていいです。
音質自体には関係ないプラグインなので、これで十分でしょう。
【公式説明】
【マスタリング】
UV22HR
これはミックスもしくはマスタリング後に、音源として書き出す際に使用します。
初めから楽曲を16Bitで作成していれば、特にいらないのですがもしも20bitや24bitで作成している場合ビット数を下げて書き出すと音質が低下してしまいます。
なのでその低下を最低限に抑えるために使用するプラグインです。
【公式説明】