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052_[オシャレな曲を作る秘訣を伝授!]テンションノートを使って作曲する簡単だけど効果的な方法_Cubaseで始めるDTM

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ケイ
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響きがオシャレな曲にするための簡単なコツ

ケイ
作曲を進めていて、どうしても作る曲の雰囲気が変わらない時ってありませんか?
ありますあります。なんでいつもあと一歩オシャレにならないんだよーって
ナンデ
ケイ
ギターをやってる人はコードをよく弾くので、オシャレな響きのコードを知っていたりするかもしれません。
ケイ
しかし、それでも人によっては癖がでてしまい、どことなく似た感じになりがちです。
オシャレな曲は今までそういう曲を勉強した人じゃないと難しいんですか?
ナンデ
ケイ
そんなことないですよ♪雰囲気だけならだれでもすぐに取り入れることが出来ます!
ケイ
本日はそんな方の為に、簡単にオシャレな響きをプラス出来る方法をご紹介いたします。

オシャレな響きのためにはテンションノートを使う

テンションノートを使った実例

まずはテンションノートを使うとどんな感じになるのか聞いてみてください。

[テンションノートを用いたメロデー]

オシャレな感じがしますね。

もう少しわかりやすく、簡単なコードにテンションノートだけでリードをつけてみたものです。

[テンションノートのみを用いたメロデー]

このテンションノートですが、簡単な使い方は後ほど説明しますね!

ちなみにこのピアノはToontrackの「Ezkyes」を使用しています。

安くて音がいいのでお勧めです。

051_音源を追加するならまずこの2つは入れておけ!後悔しない圧倒的便利ソフトで脱初心者をかなえよう_Cubaseで始めるDTM - 出来ないことないCUBASE (dtm-inlife.com)

TOONTRACK ( トゥーントラック ) / EZ KEYS - STUDIO GRAND / BOX

テンションノートとは?

「テンションノート」
主要4和音(R/3rd/5th/7th)の更に上に積み重ねる音のことです。

と言っても、何の音を積み重ねればいいのか?って話ですよね・・・

まずきちんと認識してほしいのですが、
テンションノートはコードごとに音が変わります。

(コード自体がそれぞれ構成音が違うので絶対です!)

わかりやすくCメジャースケール中の「CM7」という4和音で考えてみます。

コードの基本構成音はルートに対して、スケール上の音を1音づつ離して重ねていきます。

そうすると、「CM7」は「ド・ミ・ソ・シ」の音を重なればいいということになります。
・レ・・ファ・・ラ・・ド)

スケールやコードに関してはもう少しだけ詳しく知っておいたほうが良いので、出来ればこの記事を見ておいてください。
(5分くらいで読めます)

024_作曲初心者に必ず覚えて欲しいダイアトニックコード_Cubaseで始めるDTM - 出来ないことないCUBASE (dtm-inlife.com)

この記事で「スケールの音だけでコードを作ったら、当然だけどこうなるよね?」がわかります。

さて、4和音で音を積み重ねると、その上の音はルートから1オクターブ上のエリアに入っていきます。

そしてその中にはまだ使われていない音がありますね。

この使われていない音がテンションノートたちです。

実はこのテンションノートというのがオシャレな響きには欠かせないのです!

テンションノートの番号

さて、それでは先ほどのまだ使われていない音たちですが、やはり1音間隔で重ねることが出来そうです。

番号を付けてみましょう。

Cメジャースケール上の白鍵をルートから数えていくと、どうやら

  • 9番目(D=レ)
  • 11番目(F=ファ)
  • 13番目(A=ラ)

の鍵盤が残っているようです。

この残った3つの音をそれぞれ

  • 9th(D=レ)
  • 11th(F=ファ)
  • 13th(A=ラ)

と呼び、テンションノートとして扱います。

ケイ
ギターのコードをよく使う「add9」というものがありますね。
ケイ
あれは基本のコードに9thの音を重ねたものです。
Cのコードだったらレの音ということですね
ナンデ
ケイ
その通りです!
ケイ
なんでわざわざ「add」をつけるのかは、また別の機会に説明しますね

改めてですが、テンションノートとは
「主要4和音の更に上に重ねる音」

のことです。

テンションノート積極的に使ってみよう

使う前にアボイドのルールだけは覚えておいて!

それでは実際にテンションノートの具体的な使い方を見ていきましょう。

基本は先ほど説明した、主要4和音で使われなかった音を使います。

が、ここで簡単でもいいので覚えてもらいたい約束事があります。

それは
「3和音(R・3rd・5th)の半音上の音は使わないほうがいい

ということです。

俗にいう「アボイドノート」と呼ばれるものです。

上記を見てもらえればわかりますが、Cコードなら「ファ」の音がアボイドです。
ミ(3rd)の半音上ですね。

その他のレ(9th)とラ(13th)は自由に使ってもらってOKです。

アボイドノートも説明すると長くなるのですが、とりあえずは

コード構成音の邪魔をしやすく、響きが汚くなりやすい音

くらいで認識してもらっていればいいです。

ただし、一瞬聞こえるくらいの短い音なら使ってもらっても大丈夫です
(短い音だと響きを崩す前に次の音に移るので、あんまりわかりません)

実際にサンプルの曲はこう使いました

始めに聞いていただいたサンプル曲の2つ目ですが、このようにしてテンションノートを使っています。

[解説]

この曲はキーをDとしていますので、使われる音は

Dメジャースケールになります。

そして曲中で使われているコードは2種類のみで

  1. コード:D
  2. コード:G

のみです。

そして肝心のテンションノートをメインに、各コードで使いまくっています。

Dキー中でのDコードの時のテンションノート

使えるテンションノートは

  • 9th(E=ミ)
  • 13th(B=シ)

ということがわかります。

この音をメインに演奏しています。

メモ

  • 11th(G)については、3rdの半音上でアボイドになるので使ってません。

テンションノート、E(9th)・B(13th)とC#(7th)だけでメロデーを弾いています。

Dキー中でのGコードの時のテンションノート

使えるテンションノートは

  • 9th(A=ラ)
  • 11th(C#=ド#)
  • 13th(E=ミ)

ということがわかります。

この音をメインに演奏しています。

メモ

  • Dキー中でのGコードはアボイドが無いので、全てのテンションを自由に使うことが出来ます。
  • この曲は雰囲気を統一するために、使うテンションを統一しています。

テンションノート、A(9th)・E(13th)・F#(7th)だけでメロデーを弾いています。

テンションノートについてのまとめ

いかがだったでしょうか?

テンションノートについて、少しだけでも身近なものに感じられましたか?

  1. テンションノートとは、主要4和音(R/3rd/5th/7th)の更に上に積み重ねる音
  2. コードによってテンションノートは変わる。
  3. 主要3和音の半音上はアボイドになるので、なるべく使わない
ケイ
皆様の作曲に少しでも彩りが加わればうれしいです!
  • この記事を書いた人

ケイ

作曲・編曲・作詞等マルチクリエーター 初心者の「わからない」「出来ない」を 解決する手助けをしたいと考えています。 楽しいDTM生活を送りましょう。

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