011_MIDIトラックとインストゥルメントトラック(1)_Cubaseで始めるDTM
MIDIトラックとインストゥルメントトラック
この2つって意外と混同しませんか?
あまり詳しくない人からすると、MIDIの打ち込みをして音を出すのが
パソコンの音楽なんじゃないの?と思うかもしれません。
本日はこのMIDIトラックとインストゥルメントトラックの違いと使い分けについて、
全3回で説明していきます。
ここの知識もDTMをやっていく上では基礎になる部分ですので、しっかり覚えておいてくださいね!
インストゥルメントトラックにつきましては以前の記事
009_インストゥルメントトラックとは?(1)_Cubaseで始めるDTM - 出来ないことないCUBASE (dtm-inlife.com)
こちらで詳しく解説しております。
インストゥルメントトラックとは
まずインストゥルメントトラックについてですが、今回はCubase付属の
「HALion Sonic SE」にて説明をしていきたいと思います。
まずインストゥルメントトラックとは、音を鳴らす楽器そのものと認識してください。
(俗に言うソフト音源というやつです)
インストゥルメントトラックのインサート=楽器を設置しただけ
今回のHALion Sonic SEをインサートするということは
何もないスタジオに多機能なシンセサイザーを「置いた」ということになります。
ここで注意してほしいのが、このままではただ部屋に置いたままです。
演奏する人がいないと当然音は出ませんね。
とりあえず今の状態は、
「インストゥルメントトラックをインサート=楽器を置いた」状態と覚えておいてください。
ここで次は演奏者が必要になってきます。
複数の音色と演奏者を設定できるのが利点
さてここでこのシンセサイザーはとっても多機能なので、いろいろな音が出せます。
Aさんはピアノのが弾きたくて、Bさんはベースを弾きたいと思っています。
でも困りました。
キーボードは一つしかないので、一緒には弾けませんね。
よし、それじゃあこのシンセサイザーに、無理やりもう一つキーボードをつなげちゃおう!二人はとってもシンプルな解決方法を導き出しました。
(実際のシンセにはセカンドキーボードがつながるかわかりませんが)
この図の様に、DTMのソフトでは同時に2人以上(大体16以上)の、異音同時演奏が可能なのです。
MIDIトラックは演奏者と覚えよう
シンセサイザーがインストゥルメントトラックだとすると、ただのキーボードがMIDIトラックになります。
どういうことかというと、シンセサイザーは音を鳴らすための機材ですが
ただのキーボードは音を鳴らすための音階を入力する装置になります。
実際のトラック画像で表すと
こんな感じです。
(上記図だと、シンセサイザーは一つなのに2人の演者がピアノとベースを
別々のキーボードで弾いてることになります)
MIDIトラックは曲の構成が複雑になってきたり、いろいろなソフトを使うと
ほぼ必須になる知識ですので、ここで覚えておくと為になると思います。
次回は実際のソフトの設定方法を詳しく見ていきますのでよろしくお願いします。