012_MIDIトラックとインストゥルメントトラック(2)_Cubaseで始めるDTM
はい、それでは引き続きMIDIトラックとインストゥルメントトラックの解説を行っていきたいと思います。
全3回の解説になりますので、前回の記事を未読の方はこちらをどうぞ。
011_MIDIトラックとインストゥルメントトラック(1)_Cubaseで始めるDTM - 出来ないことないCUBASE (dtm-inlife.com)
インストゥルメントトラックとMIDIトラックの関係図は
このような形と説明しましたが、(シンセサイザーは音を鳴らすための機材ですがただのキーボードは音を鳴らすための音階を入力する装置になります。)
実際に一つのシンセサイザーを使って、同時に違う音を出すにはどうするか具体的に見ていきましょう。
実際にトラックをインサートしてみよう
それではまず、インストゥルメントトラックとMIDIトラックをインサートしましょう。
はい、このような感じになりましたか?
今回もCubaseに標準搭載されている、HALion Sonic SEを使って説明をしていきます。
まずはHALion Sonic SEのなかで、音色を立ち上げましょう。
そしたら赤四角の箇所(プラグインエディターボタン)をおして
HALion Sonic SEのエディター画面を立ち上げます
(エディター=プラグインの設定画面です)
そしたらエディター画面左側、スロットの中に音源を読み込みましょう。
とりあえず、今回は1と8にそれぞれ、ピアノとベースを読み込みました。
※ここでは、仕組みを覚えてもらうためあえて8番にベースを読み込みました。
ここからMIDIトラックでHALion Sonic SEの8番のスロットの音を鳴らすためには、MIDIトラックで一つ設定をしないとベースの音はなりません。
(スロット8番の音はなりません)
MIDIトラックの設定
それでは MIDIトラックの設定を見てみましょう。
まずは
MIDIトラックを選択した状態で、左inspectorを開くと、赤四角の箇所に
MIDIトラックのインプットとアウトプット設定箇所があります。
ここの設定はどういうことかというと
今の状態はこんな感じです。
MIDIトラックとシンセを関連付けよう
仮に上記のシンセサイザー1をHALion Sonic SEだとして、その8番目のスロットにMIDIトラックをつなげたい場合は
このようにすればいいわけです。
そのための設定箇所が、先ほど説明した
ここの「2」の箇所と「3」の箇所になります。
「2」=インストゥルメントトラックの選択(シンセサイザーの選択)
「3」=インストゥルメントトラックのトラック番号の選択
ですので、HALion Sonic SEの8番目のトラックをMIDIトラックで鳴らすためには
最終的に各々の設定が
このような形になっていれば、MIDIトラックでベースの音がならせるようになっているはずです。
次回はそれぞれの音を、個別に音量、Panの設定をする方法を説明します
(パラアウトについてです!)