015_コンプの使い方_Cubaseで始めるDTM
前回の記事でDTMにとって「0db」という限界が鬼門になるとご説明しました。
前回の記事はこちら↓
014_コンプの使い方_Cubaseで始めるDTM - 出来ないことないCUBASE (dtm-inlife.com)
コンプの仕組み
それでは「0db」問題を解決するためにコンプを使っていくのですが、簡単にコンプの仕組みを覚えましょう。
コンプとは既にご存じかもしれませんが、波形を圧縮するためのツールです。
その圧縮具合をコントロールすると、おのずと波形の形(音)をコントロールすることができます。
コンプ設定による音の変化サンプル
[デフォルトのキック音]
[アタックのみ残してサスティンをつぶしたキック音]
[サスティンを持ち上げて派手にしたキック音]
このように同じ音でもコンプの設定により、違った効果が出てきます。
この波形と効果をイメージできるようになると、楽曲製作中に目的に合ったコンプの設定が行えるのです。
(目的=問題解決や音作り)
コンプのパラメーター
それでは具体的にコンプのパラメーターを見ていきましょう。
コンプのパラメーターは基本どれもそんなに大差ないのですが、今回はわかりやすく説明できるのと私が愛用しているという理由で「Neutron3」のコンプで説明します。
お勧めするNeutron3の記事はこちら
-
Neutron3はCubase LE初心者におすすめのプラグイン
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コンプのパラメーターは順序だてて覚えよう
まずは基本となる
- アタック(Attack)
- リリース(Release)
- ニー(Knee)
- スレッショルド(Threshold)
- レシオ(Ratio)
- メイクアップ(MakeUp)
これらについて細かく解説していきます。
各パラメーターは個別に暗記するのではなく、それぞれの役目がつながってコンプとなるのでできればその流れを覚えましょう。
(流れで覚えればソフトが変わりパラメーターの名称が変わっても対応できるようになります)
記事が少し長くなってきたので、いったんここまでとし次回記事へ繰り越します。
次回記事は個別にパラメーターを設定していきますのでお楽しみにしててください!