Cubaseトラックの色分けと設定方法
Cubaseには作業上管理がしやすいように、色分け機能が付いています。
皆さんこちらの便利な機能は使っていますか?
色分けを行うと、
- トラックの種類ごとに色分けすると、一目で目的のトラックが探せるようになる。
- コードトラックに色分けを行って、パートの区切り目がどこにあるか即時わかるようになる。
- プロジェクト内の整理が付きやすいので、間違えて削除したりする事故が減る
このようなメリットが生まれます。
色分けの設定方法は2種類
Cubaseのトラックカラーについて、まず大きく分けて2種類の方法があります。
種類 | 内容 | 設定場所 |
デフォルトカラー | 始めに設定すれば、あとは自動で色付けされるので楽 | 環境設定>ユーザーインターフェース>各項目タブ |
個別のカラー | 部分ごとに細かく色付けできる。 | プロジェクト画面上部のカラーパレット |
それでは各項目を詳しく見ていきましょう。
デフォルトのトラックカラーは全部グレー色
こちらの項目はトラックごとのデフォルトカラーを設定します。
デフォルトカラーとは、トラックを作成した時に初めから設定されるトラックのカラーになります。
Cubase10ではデフォルトのカラーはほぼ全てグレー色になっています。
この他にMIDIトラックからオーディオトラックまで、全てデフォルトはグレー色になっていると思います。
これだと、トラックごとの区別がつきにくいですよね。
それではこちらのデフォルトトラックカラーを変更してみましょう。
デフォルトトラックカラーの設定方法
デフォルトのトラックカラー設定画面は
「上部タブ>編集>環境設定>ユーザーインターフェース>トラックタイプのデフォルトカラー」
になります。
(上記を見るとかなり深い場所に設定項目がありますね・・・」
ここの項目がそれぞれのトラック種類別のデフォルトカラー設定になっています。
試しに
- MIDIトラックをピンク色に
- オーディオトラックを黄色に
変更してみました。
この状態で各種トラックを挿入してみると・・・
このように初めから色分けがされるようになりました!
全てがグレー1色と比べると格段に見やすくなりましたよね♪
こんな感じで、自分の好きなように色を変更しておきましょう!
個別のカラー変更
個別のカラー変更は、カラーを変更したい箇所(トラックなり録音データなり大体なんでもOKです)で、プロジェクト画面上部のカラーパレットアイコンを選択します。
こちらのアイコンを選択すると、カラーパレットが出てくるので、そこから好きな色を選択すればOKです。
ちなみに私は結構多くのカラーパレットが表示されるようになっています。
最初の設定で表示されるのは、こちらのデフォルト16色のパレットだと思います。
しかしこれだと意外と足りなかったりするんですよね。
青系の色なんか一部僅差の色味なので、ここら辺を使うと余計見にくくなってしまう可能性があります。
なので私は、パレットの色を拡張しております。
パレットのカラー色数拡張
カラーパレットの拡張は
「プロジェクト画面上部タブ>プロジェクト>プロジェクトカラー設定」
から行います。
こちらを開いて、プリセットタブを開くとパレットの色数を細かく設定できます。
たかがカラー変更だが思ったよりも効果は高い
今回紹介したトラックのカラー変更ですが、確かに直接作曲のクオリティに影響するものではないかもしれません。
しかし、やらないよりはやるほうが間違いなく良いです。
5Sという言葉をご存じでしょうか?
工場ではよく使われる言葉なのですが、
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」
のローマ字頭文字をとって、5Sと呼びます。
人は何か作業を行う際に、身の回りが整っていると自然と作業の効率・クオリティが上がっていきます。
もしもあなたが、薄暗い夜の公衆トイレで常に作曲してくれと言われたらどうでしょうか?
心に響くような素敵なラブソングが作りやすそうですか?
そんなことありませんよね。
このトラックカラーの変更は、ある意味作業を行う前に必須でやるべきことかもしれませんよ。