歌が上手くなるために行う練習方法
前回に引き続き、どのようにしたら歌が上手くなるのか?に焦点を当てて解説を行っていきたいと思います。
前回の記事はこちらになりますので、未読の方は一度覗いてみてください。
音痴だった管理人が、苦労してたどり着いた問題点と結論について書かれています。
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039_音痴だった私が成功した歌が上手くなる練習方法(1/2)_声の出る原理を知って目指すべき体の使い方をイメージする_Cubaseで始めるDTM
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過去に行って効果があったと感じる練習方法
私が過去に(現在も)行っていて、これは効果があったなと思う練習方法を紹介していきます。
効果が感じられたものから順番に紹介していきますので、上から順に試してもらえればいい結果につながるかもしれません。
- リズムを合わせる(キック・スネア・クラッシュはしっかり合わせる)
- 母音のみで歌を歌う
- ビブラートのトレーニング
- 低音が力強く出せるようにする
- 歌舞伎の「いよぉーーーーーーお!」が出来るようになる(ミックスボイスの習得)
上記5点をご紹介していきたいと思います。
リズムを合わせる(キック・スネア・クラッシュはしっかり合わせる)
このリズムを合わせる意識が出来ると、それだけで格段にうまくなります!
普段音楽を聴きながら、ボーカルに合わせるように歌う人が多いと思いますが、実はそれでは上達しにくいのです。
肝心なのは「キック・スネア・クラッシュ」を意識して、合わせるところはきちんと合わせられるかが重要です。
前回の記事でもご説明しましたが、人はリズムのズレに関してかなり敏感です。
【クラップずれ】
上記は極端な例ですが、バックのリズムを意識していないと全体的にかなりだらしないボーカルになります。
自分の歌を聴いてみて、下手に感じる方はまずリズムを合わせましょう。
母音のみで歌を歌う
これは結構有名な練習方法かもしれませんが、母音のみで歌を歌ってみてください。
例えば
「この世界に 一つだけの 花びらを~」
みたいな歌詞だったら
「おのえあいい いおうあえお ああいあお~」
といった感じです。
これ慣れないとめちゃくちゃ難しいですが、慣れてくるとどの曲でも即興で歌えるようになります。
実は正しい母音の発音と、高音を出すことは関係性があります。
誰でもそうだと思いますが、高い声を出そうと思ったときほとんどの人は
「あ~」と「う~」とか声を出しますね。
実は母音の形は、比較的喉が楽な状態になりやすいので高い声が出やすいのです。
このトレーニングによって正しい母音の発音が身につくと、自然と発声が楽になり安定した歌唱力につながるのです。
ビブラートのトレーニング
ビブラートのトレーニングが出てきました。
歌が上手い人は、大体みんな自在にビブラートを扱えたりします。
少し勘違いしやすいのですが、
「うまい人はビブラートが掛けられる」
というのは目指すべき結果ではありません。
「歌が上手くなると自然にビブラートがかかってしまう」
というのが、目指すべきところです。
私が行ったビブラートの練習方法ですが、
「指さしビブラート」
という名前の練習方法だった気がします。
こちらの本に書いてあり、会得しました。
練習方法は、指差しを行い先端を見ながら「イー↑イー↓」のように、音程を上下させます。
そして、スピードを上げていくとビブラートがかかるようになってきます。
それまで全くビブラートがかからなかったのですが、この練習を行い1週間ぐらいで徐々にビブラートをかけることが出来ました。
ビブラートが自然にかけられるようになると、その時には横隔膜と喉の使い方が身についてきた証拠になります。
低音が力強く出せるようにする
歌が上手くなりたい人は、概ね
- 高音をきれいに出したい
- 音程を安定させたい
といった悩みを抱えていると思います。
それではなぜ「低音を力強く出す」が重要なのでしょうか?
実は高音をきれいに出すというのは
「か細くない声で安定したトーンで発声する」
必要があります。
実際に高音が出せるようになると分かるのですが、低音の発声の延長線上にあることがわかってきます。
まずは低音の発声で
- 息がほとんど漏れていないしっかりした声
を目指しましょう。
(低音の発声で喉が乾燥・痛くなるようだと、息が多すぎます。減らしてください)
歌う際の声の大きさというのは、息の量より口内での響きが重要です。
歌舞伎の「いよぉーーーーーーお!」が出来るようになる(ミックスボイスの習得)
歌を歌ってる際に、声っていきなり裏返ったりすることがありますよね?
これの原因は
「ミックスボイスが上手く使えておらず、声帯の開閉が極端になっている」
というのが原因になります。
地声の発声時、声帯は全部閉じているのですがミックスボイスというのは、この声帯を少しだけ開けてあげることで発声できます。
この声帯を少しだけ開くということですが、意識して出来るものではありません。
声帯を動かす筋肉は、腹筋の様に意識的に動かすことはできないのです。
なので自然と体に覚えさせる以外ありません。
かといって、ミックスボイスを出したことない人にとっては、どんな声が出せたら正解なのかわからないはずです。
そこで、自分一人でも正しいトレーニングが出来ているか判断しやすい練習方法が、歌舞伎の「いよー」です。
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この掛け声を
- 出来るだけ低い音から
- ゆっくりと
- 音が滑らかにつながるように
上記3点を意識して出してみてください。
結構難しいと思います。
これが滑らかに出せるようになった時には、ミックスボイスが使えてきている証拠となります。